ついつい見ちゃうな。箱根駅伝。
スポーツ中継として日本テレビ放送網らしさが全部詰まっている。
日テレらしい要素は、巨人戦、高校サッカー選手権、FIFAクラブワールドカップ
にも伝搬している。ラグビーのワールドカップも日テレらしい。
この日テレらしさを裏打ちしている要素は以下の通り。
・常勝
必ずどこかの大学が勝つ。箱根駅伝においては巨人軍のような圧倒的な強者は不要。
勝ったものが強い。それでいい。
・ハプニング
努力したけれど報われなかった的なハプニングはみんな大好き。ご飯3杯は食べられる。
繰り上げスタート、低体温症、脱水症状、腹痛、表情の変化、途中棄権。
かわいそうがっているがみんな大好き。
・学閥あおり
読売、日テレは慶応閥が好きなんだろうな。
でも箱根駅伝には慶応出ること少ないし。
駅伝の中継することで、関東の大学の学閥を少なからずあおっている。
地方の国立大学の出身者も職場の先輩、同僚、部下を思い浮かべながら
「あいつ〇〇大学だったなあ」とか思っているはずだ。
となるとやっぱい新興大学が出てきちゃうのは日テレ的にはそんなに面白くないはずだ。
ちなみに、山梨学院大の人は「マラソン早いと思われている」らしい。
・選手の膨大なエピソード
疾病歴、家族歴、友人関係、中学、高校時代の活躍、子供のころのエピソード、
選手の人となり、下級生思い、監督の評価、父親の死因、いやーおなか一杯。
・過去の膨大なデータ
去年何区を走って何位だったか、歴代区間最高記録、応援している沿道の年寄、
継続は力なりだね。何十年も続けることで膨大なデータを蓄積する。
このどうでもいいエピソードを中継に挟むことで極端な間延びを防ぐ。
本当にこんなエピソード、聞いたら最後一切頭に残らない。
・予選会と後日譚
シード枠もいいね。レース自体を間延びさせない。
11月ぐらいによる予選会でも番組一本作れる。
後日譚でも番組一本作れるし、どんだけおいしいんだろうなあ。
あー、明日も見ちゃうんだろうなあ。